SNS営業活動を支えるX投稿管理システムを開発
業務を始めたばかりの頃は、ExcelやGoogleスプレッドシートで十分に管理できていても、人数や管理する情報が増えるにつれて「少し使いづらい」と感じることがあります。
今回、株式会社moveeでは、お客様のX投稿代行業務をされているブランディング会社様向けに、X(旧Twitter)の投稿案を複数人で管理・確認するためのWebシステムを開発しました。今の時代、SNS投稿はオンライン上のSNS活動と言っても差し支えないでしょう。
もともとの運用では、投稿に必要な情報が複数の場所に分かれており、確認や編集の流れが複雑になっていました。
今回は、なぜ専用システムを開発することになったのか、どのような仕組みにしたのかをご紹介します。
スプレッドシートでの投稿管理に限界
Xを一人で運用するのであれば、投稿文をメモしておくだけでも十分かもしれません。
しかし、複数人で運用するとなると事情が変わります。
今回のケースでは、
- 投稿する文章
- 投稿日時
- 投稿に使用する画像
- 投稿内容の確認状況
- 誰がどこまで編集できるのか
といった複数の情報を管理する必要がありました。
特に画像を含む投稿では、スプレッドシートだけで実際の投稿に近い状態を確認することが難しくなります。
また、複数人が関わることで、「現在確認中なのか」「修正が終わっているのか」といった進捗管理も必要になります。
そこで、既存の運用を無理にスプレッドシートへ合わせるのではなく、実際の業務フローに合わせた専用システムを作ることになりました。
投稿に必要な情報を一つのシステムへ
今回開発したシステムでは、Xへの投稿に必要な情報を一元管理できるようにしました。
投稿文だけではなく、投稿予定日時、画像、確認ステータスなどを一つの画面から確認できます。
さらに、投稿内容が実際にXへ投稿されたときにどのように見えるのか、イメージしやすいプレビュー画面も用意しました。
「情報を保存する」だけではなく、実際の投稿業務そのものを進めやすくすることを意識しています。
複数人で使うからこそ「権限」を設計する
専用システムを作るメリットの一つが、会社独自の業務フローに合わせられることです。
今回のシステムでは、利用する人によって編集できる内容を制御できるようにしました。
たとえば、
「投稿案を作る人」
「内容を確認する人」
「最終的に投稿を確定する人」
では、必要な操作が異なります。
全員がすべての情報を自由に変更できるようにするのではなく、それぞれの役割に合わせて操作できる範囲を設計することで、複数人でも安心して運用できるようにしています。
Next.js + PostgreSQLでWebシステムを開発
システムはNext.jsとPostgreSQLを中心に構築しました。
主な機能として、
- ログイン
- ルーム管理
- 投稿文の管理
- 投稿日時の管理
- 画像アップロード
- 確認ステータスの管理
- ユーザーごとの編集権限
- X投稿をイメージしたプレビュー
などを実装しています。
また、システム開発だけではなく、VPS環境へのデプロイ、ドメイン設定、SSL対応まで一貫して対応しました。
専用システムにすることで業務フローそのものを整理
今回の開発によって、それまで複数の場所に分かれていた投稿管理を、一つのシステムで確認できるようになりました。
また、「投稿案を作成する→確認する→修正する→確定する」という流れも整理され、複数人で投稿を運用しやすい環境になりました。
画像付きの投稿についても、実際の投稿に近い状態で事前確認できるようになっています。
スプレッドシートをやめることが目的ではない
今回のような事例をご紹介すると、「スプレッドシートより専用システムの方がいい」と思われるかもしれません。
しかし、必ずしもそうではありません。
管理する情報が少なく、利用する人数も少ない段階であれば、ExcelやGoogleスプレッドシートは非常に便利です。
大切なのは、
今の業務に、その管理方法が合っているかどうか
だと考えています。
たとえば、
「画像やファイルが増えて管理しづらい」
「複数人が触るので権限を分けたい」
「確認済み・対応中などのステータスを管理したい」
「入力するだけではなく、実際の業務に合わせた画面が欲しい」
といったことが増えてきたら、専用システムを検討するタイミングかもしれません。
業務にシステムを合わせる
株式会社moveeでは、決まったシステムに業務を合わせるのではなく、お客様が現在行っている業務を整理したうえで、必要なシステムをご提案・開発しています。
今回のようなSNS投稿管理だけでなく、顧客管理や案件管理、スケジュール管理など、Excelやスプレッドシートで行っている業務をWebシステムへ移行することも可能です。
「今の管理方法が少し使いづらくなってきた」
「市販のシステムでは自社の業務に合わない」
という段階からでも、現在の業務フローを確認しながら、どこまでシステム化するべきか一緒に整理できます。